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理由はないけどなぜか足が向く場所|世羅・大成龍神社

ドライブ
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何年も通っている神社の話

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世羅に、なんとなく通い続けている神社があります。

大成龍神社(だいじょうりゅうじんじゃ)。広島県世羅郡世羅町川尻。神農湖(三川ダム)のほとりに鎮座する、無人の小さな神社です。

年に1〜2回くらいのペースで、もう何年も足を運んでいます。

特別な目的があって行くわけではありません。お祭りに合わせるわけでも、願掛けがあるわけでもない。ある日ふと「あ、行こうかな」と思って、ハンドルを世羅方面に向ける。それくらいの距離感で、ずっと通っている神社です。

理由を聞かれると、正直うまく答えられません。でも、なぜか足が向く。今日もまたそうでした。

大成龍神社のこと

軽く神社の説明を。

大成龍神社は、いわゆる「出世神社」として知られています。大妻女子大学を創設した大妻コタカ先生の出身地に建てられた神社で、コタカ先生の夢枕に氏神が立ったというお告げから創建されたという由来があります。

社殿には三柱が祀られています。中央に大成龍神、右に国常立尊、左に荒神様。社殿の横には「雨龍水天戯画」「天成龍神御守護龍」という見事な龍の絵が奉納されています。

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神農湖は上から見ると龍の形をしているそうで、神社はちょうどその「お腹」あたりに位置しているという話もあります。なるほど、と思います。

近年はSNSで話題になり、参拝客がかなり増えたようです。実際、絵馬の数は年々増えている気がします。

なぜか足が向く、その「なぜか」を考えてみた

何年も通っているのに、自分でも「なぜここに来るのか」をちゃんと言葉にできたことがありません。

今日、改めて参拝しながらぼんやり考えてみました。

ひとつは、静けさだと思います。

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大成龍神社は無人の神社です。社務所もないし、人の気配もない。参拝者がいるときもありますが、誰かと顔を合わせて挨拶を交わすこともありません。境内にはただ風の音と、たまに鳥の声がするだけ。

人が常駐していない神社って、独特の静けさがあります。観光地的な賑わいとは別の、ぽつんとした静けさ。それが、自分にはちょうどいいのかもしれません。

もうひとつは、神農湖の景色

神社のすぐ目の前に、神農湖が広がっています。三川ダムによってできた人造湖ですが、山に囲まれて、季節ごとに表情を変えます。鳥居越しに湖を見ると、空と水と木々が静かに収まっていて、ずっと眺めていられます。

参拝に来ているのか、湖を見に来ているのか、自分でもよくわからなくなる時があります。たぶん両方なんだと思います。

何かを得に行く場所、というよりは、何かを置きに行く場所に近い感覚かもしれません。帰ってくると気持ちが少し整っていることが多い。「なぜか足が向く」の正体は、たぶんそういうことなんだと思います。理由をひとつに絞れない。絞れないからこそ、何年も通えているのかもしれません。

アクセスと駐車場

実用情報も少しだけ。

  • 住所:広島県世羅郡世羅町川尻89
  • 駐車場:参道手前に2か所、合計10台ほど
  • 神社まで:駐車場から徒歩すぐ
  • 注意点:神社までの道幅がかなり狭い区間があります。対向車に注意してゆっくり走るのがおすすめです

尾道方面から行く場合、だいたい1時間弱。世羅の道の駅とセットで回ることもできます。

参拝だけなら30分もあれば十分。ただ、自分はだいたい湖を眺めたり、社殿の龍の絵を見たりして、30分ほどで参拝をしています。

また、フッと行くと思います

今日もまた、特に理由なく行ってきました。

参拝して、龍の絵を眺めて、湖をぼんやり見て帰ってきた。それだけ。何か劇的なことがあるわけではありません。

でも、たぶんまたしばらくしたら、フッと「行こうかな」と思う日が来ると思います。そういう場所として、自分の中にあります。

理由はないけどなぜか足が向く場所が、ひとつあるというのは、悪くないなと思います。

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