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【Golf 7】1.2TSIエンジンのオイルがゴリゴリ減る…原因と症状をオーナーが解説

ゴルフ7

この記事でわかること

VW ゴルフ7の1.2TSIエンジンでオイルが異常に減る原因、実際にどんな症状が出るのか、そしてどのくらいのペースで減るのが「異常」なのかを、10万km乗っているオーナーの実体験をもとに解説します。

はじめに ― オイルが減ってることに気づいた日

VW ゴルフ7の1.2TSIに乗っています。走行距離は約10万km。

異変に気づいたのは、走行距離が9〜10万kmに差しかかった頃でした。オイル交換をしたときに車屋さんからオイルが1.7リットルしか出てこなかったよといわれ気が付きました。そういえば、一瞬オイルの警告灯が点灯したかも、気のせいかと思っていましたが気のせいではなかったようです。

最初はそのくらいの感覚でした。でも、そこから意識的に記録を取り始めたら、4,000km走るとオイルが約2リッターも減っていることがわかったんです。1,000kmあたり約500mlのペース。これはさすがに多い。

ゴルフ7にお乗りの方で、同じような症状に心当たりがある方は少なくないんじゃないでしょうか。

そもそもEA211 1.2TSIってどんなエンジン?

ゴルフ7に搭載されているEA211型1.2TSIエンジンは、VWが「ダウンサイジングターボ」のコンセプトで開発した小排気量エンジンです。

わずか1.2リッターの排気量ながら、ターボチャージャーで過給することで105馬力を発揮。街乗りでの燃費の良さと、高速での必要十分なパワーを両立した、よくできたエンジンです。

実際、普段の運転ではパワー不足を感じる場面はほとんどありません。日常の通勤から片道200kmのロングドライブまで、このエンジンにはずいぶん助けられてきました。

ただし、このエンジンにはひとつ「持病」と呼ばれる弱点があります。それがオイル消費の問題です。

なぜオイルが減るのか ― 3つの原因

EA211 1.2TSIでオイルが減る主な原因は、大きく分けて3つあります。

① ピストンリングへのカーボン堆積

これが最も多く指摘される原因です。

エンジン内部のピストンリングは、シリンダー壁に付着したオイルを掻き落とす役割を持っています。しかし走行距離が伸びてくると、燃焼によって発生するカーボン(すす)がピストンリングの溝に堆積し、リングの動きが悪くなります。

リングの動きが悪くなると、オイルを掻き落とす機能が低下して、オイルが燃焼室に入り込んでしまう。これがいわゆる「オイル上がり」です。

特にこのエンジンは排気量が小さい分、街乗りなどの低回転域を多用する走り方だとカーボンが溜まりやすい傾向があります。日本の渋滞の多い道路環境は、まさにカーボンが溜まりやすい条件と言えます。

② ターボエンジン特有の高温・高圧環境

ターボチャージャーは排気ガスのエネルギーでタービンを回す構造上、エンジン周りが非常に高温になります。

高温環境ではオイルの劣化が早く進み、粘度が下がりやすくなります。粘度が下がったオイルは、ピストンリングの隙間をすり抜けて燃焼室に入り込みやすくなる。小排気量のターボエンジンほどこの影響を受けやすいと言われています。

③ バルブステムシールの経年劣化

シリンダーヘッドにあるバルブステムシールも、走行距離や経年によって硬化・摩耗してきます。

このシールが劣化すると、バルブの軸を伝ってオイルが燃焼室に侵入する「オイル下がり」が起きます。オイル上がりとの見分けは難しいですが、エンジン始動直後に白煙が出るなら、オイル下がりの可能性が高いとされています。

実際にどんな症状が出るのか

自分の車で体験した症状を具体的に書いておきます。

オイルレベルの急激な低下がまず一番わかりやすい変化です。以前は4,000kmのオイル交換サイクルで、途中補充なしで問題なかったのに、9万kmを超えたあたりから4,000kmでMIN以下になりました。

排気ガスの変化については、自分の場合は目立った白煙は確認できませんでした。ただ、オイル消費が多い個体だと、信号待ちからの発進時や高回転時に薄い白煙が出ることがあるようです。

燃費の悪化も間接的な症状として感じました。オイルが燃焼室で燃えると不完全燃焼の原因になるため、本来のエンジン効率が発揮できなくなります。数値として明確に計測したわけではありませんが、「前より燃費が落ちたな」という感覚はありました。

「1,000kmで500mlは正常」って本当?

VWの公式見解では、1,000kmあたり500ml以内のオイル消費は正常範囲とされています。

正直、この基準には首をかしげたくなります。1,000kmで500ml減るということは、4,000kmのオイル交換サイクルだと2リッターも消費する計算です。一般的なオイル量が4リッターのエンジンで半分以上が消費されるのを「正常」と言うのは、ちょっと無理がある気がします。

もちろんメーカーの基準はメーカーの基準として理解はしますが、実際にオーナーとして毎月のようにオイルを補充する手間と費用がかかるのは、精神的にもキツいのが本音です。

オイル消費の確認方法 ― 正しい測り方

自分のゴルフ7でオイル消費がどのくらいなのかを把握するために、正しいオイルレベルの確認方法を押さえておきましょう。

測定タイミングは、エンジン停止後5〜10分経ってから、もしくは一晩置いた冷間時がベストです。自分の場合は、前の晩から動かしていない状態で朝に確認するのが一番正確でした。

測定場所は水平な場所で。傾斜があるとレベルゲージの読みが変わってしまいます。

記録のコツとしては、オイル交換時にトリップメーターをリセットして、500km・1,000km・2,000kmの節目でレベルを確認していくと、消費ペースが数値で見えてきます。

MAXとMINの差はエンジンによりますが、EA211の場合だいたい1リッター程度。MINに近づいたら早めに補充しましょう。

まとめ ― 同じ症状に悩んでいるあなたへ

ゴルフ7の1.2TSIでオイルが減る問題は、あなただけの故障ではなく、このエンジン特有の持病です。走行距離が7万〜10万kmを超えたあたりから症状が出始めるオーナーが多く、ネット上にも同様の声がたくさん見つかります。

「エンジンを開けて修理するしかないのか」「もう乗り換えるしかないのか」と思ってしまいがちですが、実はエンジンを分解しなくても改善できる方法がいくつかあります。

次回の記事では、自分が実際に試した**オイル消費対策(添加剤・粘度変更・ケミカル洗浄)**を比較しながら紹介します。費用は全部合わせても数千円〜3万円程度。試す価値は大いにありです。

次の記事:「Golf 7のオイル消費を止めたい — 添加剤・粘度変更・ケミカル洗浄を比較」()

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