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【DIY】傷んだブロック塀のフェンスを自分で補修する方法|Part 4:塗装・費用まとめ編

DIY

こんにちは、ひろです。

いよいよ最終回です。Part 3:柱立て・連結編で構造が完成したので、今回はキシラデコールの塗装と、全体でかかった費用、そしてDIYを通して学んだことをまとめます。

キシラデコールの塗装

既存のフェンスは木がまだ生きている(爪を立ててもへこまない程度の硬さ)ので、キシラデコールを塗って延命します。

なぜキシラデコールか

木材保護塗料にはいろいろな商品がありますが、キシラデコールを選んだ理由は、

  • 耐久性が3〜5年と長い(互換品は2〜3年)
  • 顔料の密度が高く、紫外線や雨に強い
  • プロの外構業者も使っている実績
  • 塗り直し回数が少なくて済む

互換品(カンペハピオのウッドガードなど)なら4Lで3,000〜5,000円と安いですが、持ちが短い分、長期コストと手間を考えるとキシラデコールのほうが合理的と判断しました。

必要量

今回はすでに塗装されている木への追加塗りなので、新規塗りの半分程度で済みます。追加塗りなら1回塗りでOK。12mのフェンスで、4リットル缶1缶あれば十分でした。

塗装手順

  1. 下準備:ワイヤーブラシで苔や汚れを落とす。これが一番大事。苔の上に塗っても密着しません
  2. 乾燥:掃除の後、半日〜1日乾かす
  3. 塗装:刷毛で木目に沿って塗る。ローラーよりも刷毛のほうが木目に入り込んで密着が良い
  4. 乾燥:塗り終わったら半日〜1日しっかり乾かす

マルチアングルの錆止めについて

今回使ったマルチアングルはユニクロメッキ仕上げなので、すぐに錆びることはありません。ただし屋外だとユニクロメッキは1〜2年で錆が出始めるので、錆止め塗装は今回は見送り、余裕のあるときに塗る予定です。やる場合は、組み立て後にボルト周りやビス穴など塗膜が傷みやすい箇所を中心にタッチアップしておくと長持ちします。

かかった費用の総まとめ

補修したのは傷みの激しい12m区間(柱6箇所)です。主な材料費はこんな内訳でした。

材料数量概算
単管パイプ 48.6mm6本約9,000円
マルチアングル 40×40×t3.2mm12m分約24,000円
基礎ブロック 150×150×300mm6個約6,000円
ドライコンクリート 20kg18袋約12,000円
差筋アンカー・無収縮モルタル一式約3,000円
Uボルト12個約2,000円
ユニバーサルステー18枚約2,500円
樹脂キャップ・ビス類一式約2,000円
キシラデコール 4L3缶(40m分)約30,000円
合計約9万円

ちなみにPart 2でも触れたとおり、当初はドライコンクリートを「水極め」で施工する予定でしたが、1箇所試してうまくいかなかったので、結局すべて練って充填しました。最終的にドライコンクリートは20kg袋を18袋使っています。

業者に依頼した場合、ブロック塀の補強+フェンス補修を含めると同じ範囲でも十数万円〜はかかります。数分の一のコストで仕上げられたのが、DIYの一番大きなメリットでした。

工期

実作業の日数はこんな感じでした。

  • 1日目:マルチアングル取り付け、穴掘り(フーチング発見)、差筋アンカー、基礎ブロック設置、ドライコンクリート充填
  • 数日養生
  • 2日目:柱立て、ブロック塀・既存フェンスとの連結
  • 3~4日目:キシラデコール塗装

正味4日ほど。週末を使えば無理なく終わる量です。

DIYで学んだこと

1. 現場を見てから判断する

机上の計画どおりにはいきません。掘ってみたら基礎(フーチング)が浅い箇所があり、300mm掘れた箇所と200mmしか掘れなかった箇所が出ました。そこで差筋アンカーでフーチングに固定する方法に切り替えるなど、現場で柔軟に対応したのが結果的に強い基礎につながりました。

2. 全体を一つの構造体として考える

1本の柱だけで踏ん張るのではなく、マルチアングルとユニバーサルステーで全部の柱と既存フェンスをつないで、12m区間全体で風圧を受け止める設計にしました。浅い基礎の箇所を、深い基礎の箇所が助ける形です。

3. 材料を統一して電蝕を防ぐ

柱(単管パイプ)、マルチアングル、Uボルト、差筋アンカー、ユニバーサルステーをすべてスチール系で統一しました。異種金属を組み合わせると電蝕(電食)で腐食が進むので、素材を揃えることで余計な対策(絶縁ワッシャーや防食テープ)が不要になり、施工もシンプルになります。

4. 「家がある部分」は傷まない

今回補修が必要だったのは、家から離れた吹きさらしの12mだけでした。残りの区間は家が近くにあって風圧が軽減されるため、フェンスの劣化が少ない。この気づきのおかげで、40m全部を補修するという無駄を避けられました。問題の範囲を正確に把握して、必要な部分だけに集中する。 これもものづくりの基本ですね。

5. マルチアングルは万能

穴あけ不要、位置調整自由、ブロック塀の補強にも柱の連結にも使える。今回のDIYのMVPはマルチアングルでした。DIYでアングルを使う場面があったら、まずマルチアングル(穴あきアングル)を検討するのがおすすめです。

6. ブロック塀には荷重をかけない

ブロック塀の状態が良くなかったので、「ブロック塀に頼らず、柱を自立させる」方針にしました。マルチアングルでブロック塀を補強はするけれど、柱の荷重はすべて基礎ブロックで支える。この考え方が安全性と耐久性を両立させるポイントでした。

将来のメンテナンス計画

  • キシラデコール:3〜5年ごとに塗り直し
  • マルチアングル:余裕のあるときに錆止め塗装をしておくと安心
  • 既存フェンスの板:傷んだ板だけ交換。柱はそのまま使える
  • フェンス全体が寿命を迎えたら:単管パイプの柱を活かして大和張りに張り替え

柱や基礎はしっかり作ったので、板の交換だけで10〜15年は使い続けられると思います。

最後に

「ブロック塀のフェンスが傷んできたけど、業者に頼むと高いし…」と悩んでいる方、DIYでもここまでできます。

必要なのは、振動ドリルとインパクトドライバーという基本的な電動工具と、週末の時間、そして「現場を見てから判断する」という柔軟さです。

材料はすべてホームセンターで揃いますし、特別な技術も必要ありません。この記事が誰かの参考になれば幸いです。

最後まで読んでいただきありがとうございました!

大阪ガスケミカル 木部保護塗料 キシラデコール #111 ウォルナット 4L


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