こんにちは、ひろです。
基礎工事編では、フーチングを活かして差筋アンカーを打ち、基礎ブロックを据えてドライコンクリートで固めるところまでを紹介しました。
今回のPart 3は、いよいよ柱を立てて、ブロック塀と既存フェンスに連結していく工程です。ここまで来ると一気に「形」が見えてきて、作業していて一番楽しい段階でした。
単管パイプの準備
柱には単管パイプ(48.6mm径)を使いました。アルミ角パイプも検討しましたが、横連結に使うマルチアングルがスチールなので、異種金属の電蝕(電食)を避けるためスチール系で統一しています。
単管パイプの加工で事前にやっておいたのは2つ。
- 上端に樹脂キャップを差し込む(中に雨水が溜まって内側から錆びるのを防ぐ)
- 下端付近に水抜き穴を3〜4mmで1箇所開けておく(万が一入った水を抜く)
このひと手間で、パイプの寿命がだいぶ変わります。
柱の垂直を出す
柱立てで一番大事なのが垂直です。ここがいい加減だと、横から見たときにフェンス全体がガタガタに見えてしまいます。
ポイントは垂直を2方向で確認すること。前後だけ見て左右が傾いている、というのがありがちな失敗です。水平器を単管パイプの2面に当てて、前後・左右の両方で垂直を確認しながら、基礎ブロックの中にモルタル(ドライコンクリート)を詰めて固定しました。

マルチアングルとのUボルト連結
柱が立ったら、先にブロック塀へ取り付けてあったマルチアングル(40×40×t3.2mm)と単管パイプを連結します。
ここで活躍したのがUボルトです。単管パイプにUボルトを回して、マルチアングルの長穴にナットで締めるだけ。穴あけ不要で位置の微調整も自由にできるので、単管パイプDIYでは最強クラスのパーツだと思います。
マルチアングルが先に付いていたおかげで、柱を立てる時の位置決めガイドにもなって、1人でも作業しやすかったです。
ユニバーサルステーで既存フェンスと連結
新しい柱だけでなく、残してある既存の木製フェンスとも連結して、全体を一つの構造体にします。ここで使ったのがユニバーサルステーです。
連結は1本の柱につき3箇所にしました。
- ブロック塀部分:マルチアングルで連結(済み)
- 柵の下部:ユニバーサルステーで既存フェンスと連結
- 柵の上部:ユニバーサルステーで既存フェンスと連結
2箇所でも強度的には足りますが、3箇所にすることで柵全体が均等に支えられ、風によるバタつきを防げます。
ビスの打ち方
ユニバーサルステーと既存フェンスの木材は、3.8mmのビス2本で固定します。
- 2本は縦1列ではなく、斜めか横に間隔を空けて打つ(回転防止)
- ビスの長さは25〜30mm程度
- 木材の端から20mm以上離して割れを防ぐ
- 下穴は不要(3.8mmなら直接打てる)
既存フェンスの木は「爪を立ててもへこまない」程度の硬さがあれば、ビスはしっかり効きます。
連結作業で気をつけたこと
既存フェンスの柱間隔との調整
既存フェンスの柱は1m間隔で立っています。新しい柱は2m間隔なので、既存の柱2本ごとに1本の新しい柱が来る形になります。必ずしも既存の柱の真横に新しい柱が来るわけではないので、ユニバーサルステーの長さで調整しました。
力の伝わり方
新しい柱 → Uボルト → マルチアングル → 他の柱にも力が分散。さらにユニバーサルステー → 既存フェンスと連結。
つまり、12mの区間全体が一つの構造体として機能します。1本の柱だけで踏ん張るのではなく、全体で風圧を受け止める仕組みです。
完成した構造のまとめ
改めて完成した構造を整理すると、
- 基礎:フーチング → 差筋アンカー → 基礎ブロック → ドライコンクリート
- 柱:単管パイプ48.6mm(上端キャップ、下端モルタル充填、水抜き穴あり)
- 横連結:マルチアングル40×40mmでブロック塀に固定&柱同士を連結
- フェンス連結:ユニバーサルステーで既存フェンスの柱・横桟に3箇所固定
- ブロック塀には荷重をかけない自立構造(マルチアングルはブロック塀の補強方向に効く)
この工程で学んだこと
- マルチアングルを先に付けておくと柱立てが格段に楽になる
- Uボルトは単管パイプDIYの最強パーツ。穴あけ不要で位置調整自由
- ユニバーサルステーは現場合わせの味方。穴あけ不要で好きな位置にビスが打てる
- 垂直は2方向で確認。前後だけ見て左右が傾いている、というミスを防ぐ
- 全体を一つの構造体として考える。1本の柱の強度ではなく、全体で風圧を受け止める
まとめ
柱立てと連結が完了しました。基礎工事が丁寧にできていたおかげで、柱の垂直もスムーズに出せて、作業は半日で終わりました。
次回のPart 4(最終回)では、キシラデコールの塗装と、かかった費用の総まとめ、そしてDIYを振り返ってのポイントをお伝えします。
シリーズ記事一覧
- Part 1:現状把握と計画編
- Part 2:基礎工事編
- Part 3:柱立て・連結編(この記事)
- Part 4:塗装・費用まとめ編
